事業計画(2)概要について

おはようございます。わこうです。


事業計画の最初の一歩は事業の概要について書き出すところからスタートしました。


参考にした本によれば主たる項目は7つです。

・業種

・起業の動機

・事業の経験

・サービスの内容

・セールスポイント

・販売先

・仕入先


最後の仕入先は原価となる直接費が少ないので自分は割愛しました。その代わりP/Lの経費項目を検討する際にまとめて考えました。


今回は前半の3つについて。


ー業種について

・経営者や従業員の困りごとを改善する社労士事務所。


具体的にはアウトソースや業務改善などを通じてルーティンワークの比率を下げ、規則の充実や制度の再設計などはもちろん、ちょっとした困りごとの改善を通じてより働きやすい職場環境を一緒に考える事務所にしたいと思っています。


まず自分の手が届く人たちの目の前にある困りごとから助けるお手伝いをしたいと思っています。

もしかしたら根底に社会的な問題や壮大なテーマが隠されているかもしれませんが、あくまで取り組むべきは目の前の困りごとだと思っています。

そこから一歩進んで、本人たちが問題に気づいていないところであったり、これから問題となりそうなところを一緒に考えて乗り越えるお手伝いもしたいと思っています。


立ち位置については、経営者側、従業員側それぞれの視点があることを前提に考えたいと思いますので、あえてどちら側というスタンスは取らないつもりです。

経営者は従業員に気持ちよく働いてもらわなければ事業がうまく回りませんし、従業員は経営者に職場と機会を提供してもらわなければ給料や経験を得られません。

双方が目指すものをバランスよく捉えることができる立ち位置が私のポジションだと思っていますが、現実にはなかなか難しいところではあります。


ー起業の動機

・様々な会社、職種、身分を経験したことで得た知見や視点を、同じような困りごとで悩んでいる人々のために役立てたい。


動機は次の事業の経験で書いた内容がベースにあります。自分が転職を繰り返す中で経験した大変だったり苦しかったり辛かったりした部分が、他の人より重なる部分が多いんじゃないかなと思ったところからスタートしてます。

一般企業の大変なところ、ベンチャーの大変なところ、保育介護の大変なところ、給与計算の大変なところ、システム導入の大変なところ、管理職の辛いところ、派遣社員の苦しいところ...みんなちょっとずつかもしれませんが、ちょっとずつでも感じたり理解できるので、それらを見てきた自分にお手伝いさせて欲しいと思っています。

ただ、今の表現だとなんとなく伝わってこない感じもするのでもう少し考えます。


ー事業の経験

・経験会社

ビルメンテナンス、会計事務所、ITベンチャー、医療法人、卸売業、社労士事務所、アウトソーサー、学校法人、保育介護(事業規模:1〜3,000名)


・経験業務

給与計算(12年)、社保手続(9年)、労務相談(9年)、就業規則作成(9年)、業務改善支援(12年)、経理(11年)、人事給与システム導入支援(3年)

※社保手続について電子申請は未経験


・身分階層

管理職、一般社員、派遣社員を経験


とにかくいろんなことをしてきましたという、私の血となり肉となり骨となったものたちです。転職では最大の弱点だった部分を、起業では売りにしたいと思います。


ここまでの内容を見てみると、どんな事務所を目指して、それにはどんな想いがあって、そこに至る道筋はどうだったのか、という感じでしょうか。


ちなみに、困りごとという表現については課題や問題のうち、重要度や深刻度が低く日常的に発生しているようなものも範囲に含みますというイメージで使っています。


例えば、業務改善はいかにこの小さなストレス要因を漏れなく探し出せるかがポイントだと思っています。退職に絡むトラブルも元をたどれば些細なことが原因ということも多々あると思います。

膝を突き合わせて会議で議論したり、眉間にしわを寄せて検討することだけが課題や問題ではないと思いますよというニュアンスです。

そもそもこんな説明が必要な言い回しが伝わりにくい原因とも言えますね。反省(ー_ー;)



実際にご縁があってお付き合いをするようになったとしても、普段の仕事でのやり取りにはこういった考えや想いは前面に出てこないと思います。

そもそも、こんなことは全く知らずにお付き合いが始まる方がほとんどだと思います。
それでも、自分自身の軸はここにあるという思いを持って仕事に取り組みたいと思って書いています。


続きはまたの機会に。

日々是学日

転職を繰り返してきた元会社員が47歳で社労士に。事務所の開業に向けて日々思うことを綴ります。ときどき家族やミニチュアダックスとの日常も。

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