おはようございます。わこうです。
お正月の風物詩のひとつに駅伝がありますね。テレビ中継があれば我が家でも時々見ています。
私も若かりし頃(はるか遠い昔)は中長距離走のランナーでした。タイムは全然速くありませんでしたが、校庭や近所の土手を黙々と走るのが好きでした。
正直、長距離走は辛いし苦しいです。そして当然のことながらゴールはとても遠い先にあります。目標が遠いと自分のペースを見失いやすくなるので、通常は一定間隔で小さな目標を設定して走ります。その小さな積み重ねで遠くのゴールを目指します。練習走であれば、あのお店まで何分で走るとか、とりあえず次の信号までは苦しくても今のペースをキープするとか。また、どうしても集中力が切れることがあるので、足元のピッチや呼吸に意識を移したり遠くの雲や空を眺めて緊張を緩めたりしました。どれも自己流で洗練されたやり方ではありませんが、自分をコントロールする練習になりました。
高校、大学時代はビリヤードが流行っていて、私もよく遊びに行きました。
ナインボールは手玉と呼ばれるボールを突いて的球と呼ばれる番号のついたボールを順番にポケットに落としていくゲームです。例えば、目の前の1番を落とすことに集中してしまうと、次に落としたい2番を狙いにくくなってしまうことがあります。そこで、次の2番を狙いやすくするために、1番を落とした後に手玉がどこに止まるようにすればよいかを考えます。つまり最終目標を達成するための戦略を逆算で考えることが重要なゲームと言えます。上手い人は最後の9番までイメージができるそうです。そして、作戦通り的球が落とせない場合は当然想定外の状況に変わります。同じようにゲーム相手も私の作戦などお構いなしに状況を変えていきます。そのため、常に状況を把握し作戦を修正しながら進めていきます。この考え方も仕事の進め方に大きく影響してきたと思っています。
ここ数年はカーリングをよく見ています。ストーンの動かし方や戦略の立て方がビリヤードとよく似ていると感じるからかもしれません。
応援しているロコ・ソラーレはオリンピックで銅メダルを獲得しましたが、技術的な強さだけでなく、コミュニケーションスキルの高さで勝ち上がったのではないかと感じています。通常はチームのリーダーが戦略を決めて指示をするスタイルが多いようです。ロコ・ソラーレは藤澤五月選手が中心ではありますが、作戦を立てる際はチーム全員が関与します。そして、どんな意見でもまず肯定的に受け止めて議論しています。流行語になった「そだねー」はまさに肯定的に受け止める共感の言葉だと思います。誰でもアイディアを出せる環境であれば、チーム全体が納得感を持って作戦に臨めると思うのです。組織作りに正解はないと思いますが、私もいつかこんなチームが作れたらいいなと思って見ています。
久しくスポーツで身体を動かしていない私ではありますが、こんなことを思いながら今日もテレビの前で甘い物をいただいてましっております。反省。
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